看護師として働くことの魅力は、責任の大きな専門職であるということから収入が高いということが挙げられます。女性にとっては就職のしやすさと相まって人気の高い職業であり、将来の安定を考えて多くの人が大学の看護学部や看護学校に通って資格の取得を目指しています。

同じ医療業界で働く医師や薬剤師はその資格の習得に6年間かかるものの、看護師は4年または3年と比較的短めなため、若くて働けるうちに働きたいという人にとってメリットが大きいです。こうして就職して働き始めてみるとお金も稼げて良いのですが、長く働いていくとあまり給料が変わっていかないということに気づくでしょう。昇進があまりないため、他の職場に比べると昇給が少なく、長い間漫然と働いてしまうと収入が伸び悩むという問題もあるのです。また、責任感や緊張感の強い職場であるため働きの割に給料が見合っていないという問題もよく耳にします。

収入に対する不満を解決するには、スキルを身につけてよりよい手当をもらったり、昇進するという道を歩むことが大切になります。試験を経て認定看護師の資格を受けるというのがその基本となる方法であり、高度先端医療を担うためのスキルを身に付けることによって現場で重宝される人材になることができます。認定の資格を得ることで年収も大きく増加するとともに、病院内での立場も指導的なものに変化していきます。それがゆくゆくは看護師長として働けるようなキャリアパスにつながってさらに収入を上げることになる可能性を秘めています。